消化管移動速度制御ビーグル犬を用いた徐放性製剤のバイオアベイラビリティ評価1
日本薬剤学会 第7年会(東京・江戸川区総合文化センター)
日本薬剤学会
東京
徐放性製剤からの薬物吸収は製剤の消化管内移動速度が関係すると考えられる。イヌはヒトに比較して胃腸管移動速度が速いことが報告されており、その種差もヒト/イヌの吸収速度や吸収量に影響すると推察される。演者らは塩酸ロペラミドにより胃腸管運動を制御したビーグル犬を用いて、アセトアミノフェン徐放性製剤のBAを検討し、移動速度をヒトに近似させることで、正確な評価が可能なことを見いだした。