徐放性製剤としてのアルブミン小球体の有用性
日本薬学会 第99年会(札幌)
日本薬学会
札幌
抗癌剤5-FUを含有したアルブミン小球体は熱変性コアセルベーション法により調製した。小球体は薬物保持能に優れ、5-FUのin vitroでの放出は緩徐であった。Ehrlich腹水癌担癌マウスに腹腔内投与した小球体は癌細胞への飲細胞作用による取り込みが示唆され、マウスに対する延命効果は抗癌剤の水溶液に比較し優れていた。