Pibutidine Hydro- chloride, 3-amino-4- [[(Z)-4-[[4-(piperidino-methyl)-2-pyridyl]-oxy]-2-butenyl]amino]-3-cyclobutene-1,2- dione monohydro- chloride (IT-066) の体内動態(第5報)：ラットにおける代謝.

新井正行，長瀬靖子，佐々木毅典， 神宮茂司，山口順一，河原志都子， 秋元雅之，樋口昭平

塩酸ピブチジンの14C-標識化合物をラットに静脈内あるいは経口投与後の代謝について質量分析および1H-NMRスペクトルを基に検討し、代謝経路の推定を行い、数種の代謝物が代謝物M1から直接生成することを確認した。本剤の未変化体の消失を肝ミクロソームあるいはサイトゾール画分を用いて検討した結果、主にP450により代謝を受けることが明らかとなり、その代謝速度は雌よりも雄の方が速いことが明らかとなった。

『薬理と治療 』　 27巻4号

27巻

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