(研究ノート)坐剤針入度試験装置を使用した直腸適用坐剤の軟化時間測定
Hori S, Mori K, Matsumoto K, Hasegawa T, Akimoto M.
欧州薬局方に規定されている坐剤針入度試験器により、市販のアセトアミノフェン坐剤の軟化度と保存条件などの影響を検討した。市販の坐剤の軟化度は非常にバラツキがあり、薬物放出性に影響があるものと推察された。脂溶性坐剤の品質評価に使われる坐剤針入度試験器により溶融時間を測定した。市販の製品には坐剤溶融時間に大きな差があり、今後はその原因と薬物放出に及ぼす影響を検討する必要があると考えられた。
城西国際大学大学院紀要
20号