アセトアミノフェン小児用ドライシロップ剤の味覚評価(苦味マスキングに関する評価 第1報)
加賀谷隆彦、井上岳、綾美咲、松本かおり、長谷川哲也、秋元雅之、厚田幸一郎、杉林堅次.
市販のアセトアミノフェン(APAP)ドライシロップ(DS)と細粒剤(対照)5品目の味覚官能評価試験をヒトで実施した結果、製剤間により苦味強度および甘味強度に差が認められた。その差は、APAPの口腔内での溶出速度および添加剤の種類と量に依存するものと推察された。本結果はAPAPの小児用DSジェネリック製品の処方と採用選択基準に有益な情報を提供できる。
『薬剤学』
68巻
4号