抗-ヒストンH1ミモトープモノクローナル抗体の免疫抑制メカニズムの解析　

第48回 日本移植学会総会　2012年9月22日　（愛知県名古屋市　愛知県産業労働センター ウィンクあいち）

抗-ヒストンH1ミモトープモノクローナル抗体（SSV mAb）の免疫抑制メカニズムを解析した。SSV mAbはラット混合リンパ球反応を抑制したが、T細胞の活性化を表すIL-2の産生を抑制しなかった。SSV mAbはT細胞受容体刺激によるラットT細胞増殖、および、リポ多糖によるラット樹状細胞の成熟を抑制しなかった。SSV mAbによる免疫抑制メカニズムは不明であるが、少なくとも現在使用されているカルシニューリン阻害剤とは異なる。
島田弥生　江貴真　中野敏明　森健二　宮城孝満　大森直哉　後藤武　佐藤秀次