敗血症治療効果を有する抗-ヒストンH1モノクローナル抗体の交差抗原の探索 Identification of cross-reactive antigens for anti-histone H1 monoclonal antibody that improves survival in sepsis.
第87回日本生化学会
敗血症性ショックモデルマウスに抗-ヒストンH1抗体C93-3を投与すると、生存率が劇的に向上した。C93-3のヒストンH1に対する親和性は弱く、C93-3よりも親和性の強い抗体を投与しても生存率は向上しなかった。この結果から、C93-3はヒストンH1以外の物質に交差反応し、敗血症の治療効果を発揮する可能性がある。C93-3の作用機序解明の端緒として、交差抗原の探索を行った。