Involvement of autoimmunity against nuclear histone H1 in liver transplantation tolerance.
肝臓移植後の初期段階で血清中に抗ヒストンH1抗体が高産生されることがラットの肝臓移植系モデルで報告されている。異所性移植モデル系において、術前にヒストンH1を免疫したとき、免疫寛容が誘導されるかどうか調べたところ、ヒストンH1を術前免疫したラットでは免疫拒絶反応が抑制されることが明らかと成った。このことから、血清中の抗ヒストンH1抗体が免疫抑制活性に重要であることが示唆された。PP.87-92
Transpl Immunol 19巻2 号