城西国際大学公開講座(茂原) 演題「房総の西行伝説」
周知のとおり、西行は、平安末期に活躍した大歌人である。その闊達な生き様は、人々の心を惹きつけ、さまざまな西行伝説を生んだ。房総にもその一端が残っている。例えば、東金市山田の貴船神社や墨染の桜にまつわる伝承や館山市船形の光勝山西行寺の縁起がある。これらについては、関連する文献資料がほとんどないこともあって先行研究もわずかであるが、本講座ではそれらによりつつ、西行伝説の面白さを紹介した。