2016年1月20日から4日間ダボスで開かれた第46回世界経済フォーラムの主要テーマは「第四次産業革命の理解」であった。主なアジア諸国では矢継ぎ早にその対策のスローガンを掲げて進められてきている。しかし2020年に入ってから新型コロナウィルスのパンデミックが起こり、これまでの世界の様子を一変させた。そしてコロナ禍にもかかわらず米国IT企業GAFAMは、世界株式時価総額の史上最高値を更新し、米国EV自動車メーカーTESLAは、史上最短記録で株式時価総額が急上昇した。また金の国際価格の急騰、各国中央銀行による金融緩和政策、リモートワークの促進、教育現場におけるオンライン授業のほか、ニューノーマル・ライフスタイルの導入により日常生活環境にも劇的な変化がみられている。さらにポストコロナ社会に向けて益々ミレニアム世代・Z世代が、単なるビジネスの分野に限らず多角的に頭角を現している。