抗-ヒストンH1ミモトープモノクローナル抗体の免疫抑制メカニズムの解析
第48回 日本移植学会総会(名古屋市)
抗-ヒストンH1ミモトープモノクローナル抗体(SSV mAb)の免疫抑制メカニズムを解析した。SSV mAbはラット混合リンパ球反応を抑制したが、T細胞の活性化を表すIL-2の産生を抑制しなかった。SSV mAbはT細胞受容体刺激によるラットT細胞増殖、および、リポ多糖によるラット樹状細胞の成熟を抑制しなかった。SSV mAbによる免疫抑制メカニズムは不明であるが、少なくとも現在使用されているカルシニューリン阻害剤とは異なる。