ワサビ辛味成分アリルイソチオシアネート誘起胃運動減弱マウスモデルにおける消化管運動改善薬の胃運動促進作用
生体機能と創薬シンポジウム2015(千葉・日本大学薬学部、2015.8.27~28)
[概要] マウスの胃運動はワサビ辛味成分アリルイソチオシアネート (AITC)投与により減弱したが、作用機序の異なる胃運動改善薬の併用によって回復した。今回の結果より、AITC 誘起胃運動減弱マウスは摂食・非摂食条件ともに薬効評価可能なモデルであると判明した。経腸用液ラコールの胃運動に対する影響は胃内容排出速度の低下であり、摂食による胃運動の低下という生理的条件を呈している可能性が推察された。〇押範之、田嶋公人、今井拓、橋本和樹、堀江俊治(ポスター発表)