デキストラン硫酸ナトリウム誘導性大腸炎マウスにおけるセロトニン5-HT3受容体拮抗薬による炎症抑制作用の機序
第130回日本薬理学会関東部会 (東京・星薬科大学)
[概要] デキストラン硫酸ナトリウム (DSS) 誘導性大腸炎マウスにおいて、脊髄由来外来性知覚神経の5-HT3受容体の増大は炎症進行と関与していることが示唆された。5-HT3受容体拮抗薬は脊髄由来外来性知覚神経からのサブスタンスP (SP) の放出を抑制し、NK1受容体陽性の炎症性細胞の機能を調節することにより大腸炎の進行を抑制していることが考えられた。[共同研究] 樺澤恵美、松本健次郎、田嶋公人、加藤伸一、堀江俊治 (口頭発表)