覚醒下マウスにおける大建中湯の胃酸分泌抑制作用:カプサイシン受容体TRPV1
第43回日本潰瘍学会(沖縄科学技術大学院大学)
[概要] マウスを用いた検討により、大建中湯が胃酸分泌抑制作用を引き起こすことを見出した。おそらく大建中湯は求心性一次知覚神経に発現するカプサイシン受容体TRPV1を刺激し、ソマトスタチンを介する胃酸分泌機構を活性化したのだろうと推察した。また、その作用には成分として含有される6-ショーガオールが寄与していることが示唆された。[共同研究] 堀江俊治、松本健次郎、田嶋公人(口頭発表)