麻酔下ラットにおける温度感受性TRPA1チャネル活性化薬アリルイソチオシアネートによる胃粘膜血流の増大反応 ―カルシトニン遺伝子関連ペプチドとアドレノメデュリンの役割―
藤井瑶子、田嶋公人、大橋範之、並木隆雄、堀江俊治
ラットにおいて、アリルイソチオシアネート (AITC) 胃内適用によりTRPA1が活性化すると粘膜血流の増大が生じることが明らかとなった。また、その現象はTRPA1が発現するカプサイシン感受性知覚神経からのカルシトニン遺伝子関連ペプチド (CGRP) とTRPA1が発現している胃粘膜細胞からのアドメレノメデュリンの遊離を介して誘起されることが推察された。
Ulcer Research
49
2189-7956