卵巣摘出骨粗鬆症モデルマウスにおけるフラクトオリゴ糖および大豆イソフラボンの骨密度低下抑制効果
日本骨代謝学会(神戸)
卵巣摘出(OVX)骨粗鬆症モデルマウスに大豆イソフラボン(ISO)、フラクトオリゴ糖(FOS)の単独および両者を併用摂取させたところ、いずれの試験群でもOVXによる骨密度減少の抑制が観察され、特にISO・FOS(IF)併用摂取での抑制効果が高かった。さらにIF群では、血中ダイゼインの代謝産物でestrogen活性の高いイコール濃度の上昇もみられ、FOSは腸内細菌叢の修飾を介してダイゼインからイコールへの産生能を促進することが示唆された。