城西国際大学薬学部では、教育の理念として「これからの地域医療を支えるために、主体的に行動できる薬剤師の輩出」を挙げている。本学では従来、早期体験学習と位置付けた本学近隣の福祉施設への訪問を行ってきた。6年制カリキュラムの進行に伴い、5年次学生の実務実習とのタイアップを図ることにより、更なる学生の学習に対するモチベーションアップを意図するプログラムを策定して実施を試みている。具体的には、1年次学生の見学先薬局において実務実習生(5年次先輩学生)から、薬局の概要等の一般的な事柄について説明を行うエイジ・ミキシング法を取り入れた。本年度も引き続き本教育プログラムを強化することを目的として、実施時期等の変更など実施方法を工夫したので、これらの成果等も含め、本取り組みに対する学生からの評価を中心として報告した。