「緑」の民主主義の可能性
地球生物学的生理的欲求の充足は物理化学的に必然的なことでも倫理学的な義務でもない。従って、人間の存在が相互の社会的な目的となるような倫理が可能であるとすれば、個々の存在の生存の単なる維持とは異なる目的が、人間並びに人間が構成する環境のうちに成り立っていなければならない。pp. 1-14
『城西国際大学紀要』第19巻第7号 環境社会学部(創刊号)