本報告は2014 年度学長所管研究助成を受けて行った調査の報告である。評価が困難であり、また学習者自身も学習内容を明確に意識しにくかった、福祉専門家を目指す実習において、指導者・評価者と実習生・学習者、また養成校ともに理解しやすい評価指標を開発することを目的とした。実習フィールドの協力を得て、実習評価についての意識調査とルーブリックの原案作成を行った結果、実習現場でも評価に対する困り感を抱えていることや、ルーブリックに対する関心の存在が示された。また、実践現場で求められる専門職としてのパフォーマンスの要素が示された。