北方稲作民の生存機構に関する一考察
東海史学会昭和63年度大会
青森県南部地方では、地域内の自然環境を徹底的に利用するという地域内依存型生存戦略が採用されてきたが、一方、稲作単一耕作地域として発展してきたために、地域内の自然環境を利用することに消極的で、出稼ぎなどの地域外依存型の生存戦略が選択されてきた。