凶作・飢饉常襲地域に見られる生存戦略 -津軽新田地帯を事例として-
近世以来、津軽新田地帯の人々は、頻発する凶作・飢饉の中で、比較的安易に田畑屋敷を放棄して、逃亡する傾向があった。その根本的な原因は人々が移住民であるため、土地に対する執着心が低かったことにあると思われる。pp.1-23
『東海史学』第30号