都市公園において幼稚園児を対象とした花育プログラムを実施し、その評価を行った。プログラム開発と人的ネットワークの構築を行った後、1年間、花壇での栽培体験活動を行った。その結果、園児らに植物や生物に対する関心が生じ、理科知識や情緒面への効果がみられた。また保護者に対しても環境保全や美観への関心を高める効果がみられ、園におけるPTA花壇の作成など、自主的な行動が発生した。このように花育活動は子どもとその親に対して影響を与えていた。またプログラムの評価分析から、効果的な活動のためには児童と指導者だけでなく、多様な関係者の連携が重要であることが示された。
ポスターセッション