埼玉県の環境影響評価対象事業における環境保全措置に関する研究
県レベルでの環境影響評価事業で講じられてきた環境保全措置の特徴を明らかにし、地域環境の保全に向けた環境影響評価のあり方について考察した。埼玉県で実施されてきたアセス事業ではレクリエーション施設等の建設と工業団地の造成多く、県立自然公園の普通地域内及び周辺に集中していた.これまでの自然環境に関わる措置は事業区域内に残存する自然環境や事業区域外部への影響の軽減を図るものが中心であり、消失する自然環境そのものに対する措置がないことが明らかになった。no.56, p.47-56
千葉大学園芸学部学術報告