在日外国人女性の妊娠期の支援に関する文献レビュー　－文化や制度の違いに関する情報提供の内容に注目して－

第83回日本健康学会, 前橋テルサ, 群馬県前橋市

「在日外国人女性への妊娠期の支援として、どのような情報を提供することが文化や制度の違いによる困難を防ぐか」について既存文献に示された具体的な事例から明らかにすることを目的に、文献レビューを行った。情報提供が必要と思われる内容には、文化の違いに関連するもの、日本の保健医療福祉制度に関連するものがあり、文化の違いに関連するものでは、①宗教に関すること、②妊娠中や産後の食事の慣習の違い、③医療通訳の依頼方法、④家族の関わりの違い、⑤自然分娩や出産法に関する考え方の違い、⑥保健師や助産師などの職種に関すること、日本の保健医療福祉制度に関連するものでは、①日本の病院に関すること、②労働と休業に関すること、③妊娠に関連する制度と手続き、④外国人としての手続きなどの情報が必要と思われた。
担当：文献検索, 文献検討, 抄録作成, ポスター作成
発表者：宮澤純子, 城川美佳