概要:本研究では、絵本の配布や読み聞かせ等の読書啓発活動が、東金・山武・大網地域の子どもたちに対して、地域振興として有効であるかを検討した。研究1では絵本ワールドを実施することにより、その地域振興の可能性を検討した。研究2 では他大学の絵本ワールド実施事例を検討した。研究3では地域の保育者を対象として地域における絵本の福祉的ニーズを調査した。結果から、地域の保護者も保育者も同様に、絵本が乳幼児期に不可欠と捉えており、絵本に関する情報、絵本の読み聞かせや紹介イベントなどへの期待を有していることが確認された。
著者:佐野智子,中尾玲一,広瀬美和,尾関立子,宮澤純子,飯島亜樹
担当:質問紙作成・データ収集への協力