本学看護学部1年生118名を対象に現在の学習状況を明らかにし、学生のレディネスが現在の学習状況にどのように影響するのか、また、学習状況と成績との関連を分析し、学生の学習に関する特徴に適した教授方略の検討に資することを目的とし、作成した調査表を用いて調査し91名を有効回答として分析した。学生の多くは、①高校時代と同様の学習形態で学習し、学習習慣が確立していない、②暗記中心の学習方法をとる者が約7割であり、暗記中心の学習方法をとる者ほど試験の点数が低い、③看護職への志向性は課題やレポートをよいものにしようとする姿勢と関連することが明らかとなった。教授活動において、内的動機づけを高めること、学生の主体的な学習習慣の確立に向けた取り組みが重要であることが示唆された。
共同研究につき抽出不可能