末梢静脈栄養を受ける入院患者の留置カテーテル抜針時にみられた皮下組織および穿刺部周辺の皮膚温度の変化
北田素子,谷口弘,二宮彩子,舘野和子,樺島稔,堀悦郎
第43回日本看護科学学会学術集会
山口県
症例報告。報告の2症例では、刺入部から輸液の流れに沿うように高温領域を認め、炎症による血管透過性の亢進による血管外漏出や浸透圧による浮腫を併発している可能性が考えられた。合併症の早期発見には、サーモグラフィによる穿刺周囲の低温のみならず高温の温度変化の経過観察が有用であることが示唆された。