超音波画像診断装置を用いた肥満者の真皮および皮下脂肪組織の構造変化の抽出ならびに酸化ストレスとの関連性の検討
肥満において、皮下脂肪組織変性に続く酸化ストレスの上昇が真皮の構造を変化させることが示唆された。超音波画像の解析および毛根の遺伝子発現解析が非・低侵襲的な皮膚のアセスメント技術として有用であること、肥満の早期の段階から皮膚のアセスメントが必要であり、酸化ストレスを標的とした介入が皮膚疾患等の予防的スキンケアとして有効であることが示唆された。
東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻 修士論文集