長期個室隔離患者の開放を目指して ~段階的かつ個別性を考慮した介入を振り返って~
第56回国立病院療養所総合医学会(仙台市、仙台国際センター)
過度の執着性のために、長期の個室隔離処遇を余儀なくされている患者が、大部屋での生活を送れるようになるための効果的な看護介入を明らかにする目的で事例研究を行った。その結果、患者の症状等、その時々の状況に合わせた、支持的、共感的な介入が必要であり、統一的、継続的に行っていくことが重要であること、患者の環境刺激に対する適応状況とストレス耐性を把握しながら、段階的かつ慎重に行うことが必要であることが明確になった。