健康の哲学的意義 (修士論文)
健康観については、医学的健康観と生態学的健康観が存在する。本研究では、自然科学的健康観を代表する医学的健康観がいかに、正常値・標準値の概念に固執しているかを示し、そうした正常値・標準値の概念が各国によっても違いがあり、さらに時代とともに変容してきた事実を明らかにした。また、健康を考えるにあたっては個人レベルの身体的、精神的状況と、それを取りまく制度的、外的状況を考慮することが究極的に重要である。PP.737~741
筑波大学大学院体育研究科(修士論文抄録集)第19巻