運動課題の提示の方法 -口頭指示-
運動学習には認知,連合,自動化という3つの段階があり口頭指示は各学習段階の特徴に合わせて与えると効果的である。認知段階では,対象者が運動課題の構成要素や外部環境への注意の焦点について言語的・意識的に理解できるように口頭指示する。連合段階では,認知段階で理解した運動課題の目標と手順を身につけるために練習を繰り返すことができるように口頭指示する。自動化段階では,意識的な注意を配分しなくてもいいように口頭指示する。P.305~P.315
『理学療法』vol.24.No.2