スライド(パワーポイント)による視覚情報主体の授業と板書による書き取り主体の授業の理解度を比較して -定期試験の成績との関係,学習意欲との関係について-
学生80名を対象に,パワーポイントによる授業(PP)と板書による授業(板書)の理解度について比較検証した。また,授業の理解度と学習意欲・基礎学力の相関関係を調べ、授業評価アンケートの結果も分析した。その結果,定期試験点数と入学試験結果には相関がみられ,入学試験結果が入学後の学業成績に影響することが示唆された。定期試験は,板書の試験結果がPPの試験結果よりもよい結果となった.アンケートより,板書を希望する学生が65%と多く,学生の学習スタイルが視覚系よりは,触覚系が多いのではないかと考えられた。
放送大学大学院 修士論文