地域高齢者を対象に、3ヶ月間の自主運動のみで身体機能が向上するかを検討し
た。3ヶ月間の追跡が可能であった18名を対象とした。自主運動は歩行・椅子立
ち上がり・片足立ちの3種とし、それぞれの実施頻度を毎日記録するように求め
た。結果、自主運動の実施により片脚立位保持時間の延長を認めたが、その他、
握力や歩行速度などの項目に有意差を認めなかった。このことから、高齢者に対
する自主運動指導は身体機能の維持に効果が見込めることが示唆された。
[共同研究者]大杉紘徳、栗原靖、河辺信秀、横井悠加、田上未来、桑江豊、池田
誠、森下勝行