10代男性のバドミントン選手で右膝痛を呈し,MRI画像にてfocal periphyseal edema(FOPE)と考えられた症例の理学療法介入とその経過を報告した.初期は著明な疼痛と可動域制限があり,医師より部活動の休止を指示された.初期は患部のアイシングと患部外のトレーニングを行い,介入4週でMRIの信号変化と著明な疼痛改善が認められた.その後は介入8週で競技に完全復帰した.FOPEは2011年に初めて報告され,その後の報告は極めて少ない.今後,こうした病態の認識の広まりと,理学療法介入の在り方を検討すべきであると考えられた.
共同研究につき本人担当部分抽出不可能