人工股関節全置換術(THA)を施行し術後より3週間経過後の独歩において術前同様に患側(左)立脚相でDuchenne歩行が残存している症例について報告した。主な歩行評価・アプローチとして,部分免荷装置によるトレッドミル歩行による評価と左上肢外転での重錘負荷を用いた体幹・骨盤の代償コントロールに基づく歩行練習を施行した。その際,中殿筋の負荷量を調節しながら正常に近い歩行パターンで歩行練習を実施した。結果,術後6週でDuchenne歩行が消失し,上記における歩行評価とアプローチ方法の有効性を報告した。
共同研究につき本人担当部分抽出不可能