変形性膝関節症にてbone marrow edemaを呈した86歳女性の理学療法経過を報告した.著明な夜間痛と腫脹があり,初期の理学療法介入は,①ADL指導,②非温熱超音波治療と軽度リラクセーションを実施した.介入3か月で夜間痛・歩行時痛が消失したものの,屈曲110°,伸展-20°にて可動域は低下した.150日の期限により理学療法士による介入は終了となり,その後,電気治療・温熱療法のみ12か月弱継続し経過は良好であった.
こうした病態に対する適切な理学療法介入の方法について,今後さらなる検証が必要であると考えられた.
共同研究につき本人担当部分抽出不可能