経皮的電気神経刺激が筋粘弾性に与える影響を筋硬度と圧痛閾値,下肢伸展挙上(SLR)角度の変化から検討した。対象は健常若年男性40名とし対称群,3pps群,30pps群,100pps群に10名ごとに無作為に割り付けを行い比較した。結果,TENS実施群が対称群に比べ筋硬度の低下,圧痛閾値の上昇,SLR角度が増大した。圧痛閾値のみ100ppsの高頻度刺激群が3ppsと30ppsの低頻度および中頻度刺激群に比べ有意に上昇した。TENSは筋粘弾性の変化に有効であることを報告した。
共同研究につき本人担当部分抽出不可能