超音波照射が僧帽筋上部線維弾性率に及ぼす影響 -せん断波エラストグラフィー機能を用いた検討-
本研究の目的は,超音波照射が僧帽筋上部線維の筋硬度に及ぼす即時効果および,その持続効果を明らかにすることである.筋硬度の指標として,せん断波エラストグラフィー機能を用いて算出される弾性率を測定した.超音波照射の設定は,周波数:3MHz,照射時間率:100%,強度2.0W/cm2とした.10分間の超音波照射により僧帽筋上部線維の弾性率は照射前と比較して有意に低値を示したが,15および30分後には照射前と有意な差は認められなかった.共同研究につき本人担当部分抽出不可能
物理療法科学 第26巻,61-65.