著者:松村将司,栗原靖,羽柴弘陽
健常者に対し,アイシング(ICE)時間の違いが筋持久力に及ぼす影響を,大腿四頭筋を対象に行った.運動課題は,最大随意収縮力(100%MVC)の50%MVCでの膝関節伸展運動とし,2秒間下回った時点で終了とした.その後,20分間の間隔を置き,2回目の50%MVC膝伸展運動を実施した.その際の実験条件は,安静20分間,ICE10分間+安静10分間,ICE20分間とし,日を変えて行った.結果,ICE10分間+安静10分間,ICE20分間で筋持久率が増加した.これより,10分間のICEでも筋持久力の回復に繋がることが示唆された.
共同研究のため,分担困難