児童養護施設に入所している思春期女子の心身の変化の特徴
第60回日本小児保健協会学術集会(東京:国立オリンピック記念青少年総合センター)
児童養護施設に入所している子どもの背景は、養育者である両親の精神的障害の罹患による養育困難や行方不明、虐待など様々である。施設退所後の子どもに生じる様々な問題の中で、性に関する問題は少なくない。そのため、施設に入所している11~15歳の思春期女子10名に半構造化面接を実施し、心身の変化に対する認識と、その変化に対する疑問への対処、および関連する要因を明らかにした。