不安を客観的に評価し,より適切な関わりを行うことで患者のQOL向上を図ることを目的に,手掌の皮膚水分喪失量測定用パッチと不安との関連性について調査を行った.その結果,男性においては手掌の皮膚水分喪失量と相関関係が認められ,手掌の皮膚水分喪失量測定パッチにおける測定方法は,男性においては不安の度合いを評価するのに有用な方法であることが示唆された.このことから,手掌の皮膚水分喪失量測定パッチを用いることで,不安の程度を客観的に評価し,患者の精神状態に応じた関わりが可能になる示唆を得た.担当部分:研究計画,論文作成を行った.
Pp130-135