「海外M&Aによる相乗効果創出の機構」
相乗効果創出を買収後における水平統合の視点から分析。規模の経済性を追求する重複型統合と、範囲の経済性を追求する補完型統合に分類し、相乗効果をその源泉と梃子から整理。日本企業の海外での買収は主に製品や地域の補完型であること、そして、重複が存在しないところに規模を追求するところに失敗の原因があることを指摘。
『国民経済雑誌』 第217巻2号 発行:神戸大学経済経営学会