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基本情報
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| 氏名 | 大橋 優紀子 |
| 氏名(カナ) | オオハシ ユキコ |
| 氏名(英語) | Yukiko Ohashi |
| 所属 | 看護学部 看護学科 |
| 職名 | 教授 |
| researchmap研究者コード | |
| researchmap機関 |
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周産期メンタルヘルス臨床で用いる自記式調査票の功罪「psychometrics 2:Mother-to-Infant Bonding Scale (MIBS) Postpartum Bonding Scale (PBQ)」
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産後ボンディング障害の尺度である MIBS、PBQの心理尺度特性を調べ、臨床使用に関する示唆を得ることを目的とし、文献検討を行った. 探索的因子分析:MIBS では 2 因子構造が確認されている. PBQ については一定していない. 確認的因子分析: MIBS、PBQ ともに適合度は不良である. 測定不変性:MIBS について母親と父親における測定不変性が認められているのみである. クラスターの同定:Matsunaga et al. (2017) は MIBS について two-step クラスター分析を行い、病的ボンディング障害のクラスターを同定している. 区分点と複数回使用時の妥当性:MIBS では産後 5 日目で 3/4、産後 1 か月目で 4/5 を区分点という報告がある. 複数回使用時の測定不変性の検討はない. ことがあきらかになった.
MIBS は下位尺度の得点を用いることが適当であるものの、PBQ は臨床で使用できる水準には達していないと示唆された.
示説.
共同発表者:松長 麻美、大橋 優紀子、齋藤 知見