皮膚のずれを皮感覚評価に用いる足底感覚評価装置を用いて足底感覚と距骨下関節のアライメントおよび足圧分布の関連性を調べた.結果,距骨下関節外反群は内反群よりも,母趾球部の足底面の感覚閾値が有意に低いことが明らかになった.さらに足部外側(小趾球)にかかる群に比べ,足部内側(母趾球)に圧がかかる群の方が母趾球での動的な刺激に対する感覚閾値が低い結果となった.これは,生活において習慣的に多くの圧がかかる部分では,動的な刺激に対する感覚閾値が低くなる可能性をさらに支持する結果となった
pp.497-498