イオン液体とカチオン・アニオン成分の活量把握のための膜透過利用
第64回 日本薬学会 関東支部大会
イオン液体は、カチオン性物質とアニオン性物質から構成される融点が低い塩の総称である。本研究では、カチオン性物質のリドカインとアニオン性物質のイブプロフェンを種々割合で混合してモデル生体膜であるシリコーン膜を介する試験を行い、リドカインとイブプロフェンの膜透過性に及ぼすイオン液体化の影響をそれぞれ熱力学的活動度の観点より解析した。