世界遺産「琉球王国のグスクと関連遺産群」が琉球民族の祈りの道を含むことから、熊野古道やサンティアゴ巡礼路など世界遺産に登録された祈りの道との比較も交え、巡礼路が地域に果たした役割などを考察する。担当部分は、フランスからスペインへと向かうサンティアゴ巡礼路を実際に踏破した経験から、今に生き続ける巡礼路の現在を観光の視点も交えて描く。なお、著作全体は、沖縄大学地域研究所の一連の世界遺産への取り組みの発表をベースにしている。
著者;緒方修、花井正光、高良勉、當眞嗣一、盛本勲、根井浄、須藤義人、佐滝剛弘、岡野隆宏、胡光
担当部分「サンティアゴ巡礼路」(P181-P197)