観光へ舵を切る国、観光から遠ざかる国―中東の世界遺産から透視する現代世界―
佐滝剛弘
エネルギーの供給国として、一方で世界の紛争の当事者として存在感を高める中東の世界遺産を近年訪れた経験をもとに、長い歴史を刻む豊かな文化遺産を世界の安寧につなげることができるのか、サウジアラビア、イラン、イスラエル、パレスチナなどの世界遺産への訪問と、同時に現地の政治・経済・社会事情を垣間見た経験から、「観光」が火薬庫と言われるこの地域に、そして世界にどんな影響を与えるのかを考察する。
城西国際大学紀要(観光学部)
城西国際大学
第34巻
第5号
世界遺産のいま
観光と文化財
観光の現在と未来