片脚立位時の重心動揺における足趾の影響
第51回国立病院療養所総合医学会
片脚立位姿勢における足趾の役割について母趾と四趾の役割について検討した。対象は1健常女性29名。足圧中心動揺の測定に先立ち、母趾免荷、四趾免荷、全足趾免荷、免荷なしの条件設定が可能な足底板を作製した。被験者は重心動揺計上で片脚立位姿勢を20秒間保持し、その際の動揺距離、面積、中心偏位、速度方向を計測した。結果から片脚立位姿勢における足趾の役割としては、前足部と踵骨部で行われる動揺調節の補助的作用があることが示唆された。