加速度計による高齢者の立ち直り機能評価の有用性
第41回日本理学療法学術大会
本研究では身体に生じる加速度値から得られるゼロクロスポイント数を指標とし、高齢者の動的バランス評価における加速度計の有用性を検討した。対象は健常高齢者9名と健常若年者11名。フォースプレートの床反力値から、ステップ動作における静止立位期と片脚立位期を区分し、各期の動揺量とZCP数について高齢群と若年群で比較した。結果、片脚立位期のZCPでは若年群に比較し高齢群で有意に低値を示した。