高齢者の脊柱形態と静止立位中の体節別重心動揺との関係
日本生理人類学会第67回大会
本研究では、高齢者の脊柱形態と立位中の体節別および全身重心動揺との関係を明らかにした。地域在住高齢者16名を対象とし、脊柱計測器により胸椎後彎角、腰椎前彎角、および脊柱傾斜角を計測した。加えて、3次元動作解析装置を用いて、静止立位中の頭部、胸郭部、骨盤部、および全身の重心動揺を計測し、脊柱形態との相関関係を分析した。結果、胸椎後彎角と頭部および全身の重心動揺速度との間に有意な正の相関関係を認めた。